概要
平成20年(2008年)4月1日、広島市総合リハビリテーションセンター(以下「センター」という。)が開設しました。
センターでは、総合相談室(身体障害者更生相談所)、リハビリテーション病院(当院早わかりスライドショーはこちらへ)、自立訓練施設という3つの施設を一元的かつ一体的に運営することにより、中途障害者の自立や早期社会復帰を促進してきました。
平成26年(2014年)4月1日、広島市立病院が地方独立行政法人化したことに伴い、センターを構成する3つの施設は、地方独立行政法人広島市立病院機構が運営する広島市立リハビリテーション病院、広島市立自立訓練施設と広島市が運営する身体障害者更生相談所となりました。
運営主体は異なりますが、3つの施設はこれまで同様相互に連携し、総合的なリハビリテーションサービスを提供していきます。
この施設の概要は次のとおりです。
目的
- 生活習慣病に起因する脳血管障害などの疾病や交通事故等に伴う脊髄損傷などにより増大する中途障害者のリハビリテーションニーズ等に対応するため、相談・評価から、医療・訓練、就労援助までの総合的なリハビリテーションサービスを一貫した計画のもとに提供し、社会復帰を促進します。
- 地域リハビリテーション活動の拠点としての役割を果たし、障害者の地域における生活の再構築・定着を支援します。
施設構成
- 広島市立リハビリテーション病院(医学的リハビリテーション部門)病床数 :一般病床100床機能:障害の改善、機能向上のための理学療法、作業療法、言語聴覚療法、心理療法等、各種リハビリテーションの実施による身体機能の再構築
- 広島市立自立訓練施設(社会的リハビリテーション部門)
- 定員:自立訓練(機能訓練)40名 ※うち視覚障害者10名程度の受入れを含みます。:自立訓練(生活訓練)20名(うち施設入所支援 40名):短期入所 空床利用(訓練利用者に利用されていない居室で若干名)
- 機能:社会的自立促進のための日常生活活動訓練、IT訓練、歩行訓練、就労適応訓練などの実施やコミュニケーション手段の習得、余暇活動技術の習得などによる生活スタイルの再構築
- 身体障害者更生相談所(障害者更生援護部門)
- 機能:相談、医学的・心理学的・職能的判定、地域リハビリテーションなど総合リハビリテーションセンター機能(イメージ図)
施設概要
場所:安佐南区伴南一丁目39番1号敷地面積:約3.9ha 構造:鉄筋コンクリート造り2階建て(延床面積:約13,364平方メートル)
施設整備事業費
約104億円(用地取得、実施設計、建設工事(関連工事含む。)及び医療機器等購入費)
安佐南区伴南一丁目39番1号敷地面積:約3.9ha 構造:鉄筋コンクリート造り2階建て(延床面積:約13,364平方メートル)
病院機能評価
当院は令和5年2月、公益財団法人日本医療機能評価機構が行う「病院機能評価(3rdG:Ver.2.0)」の認定を受けました。
今後とも、更なる医療の質と患者サービスの向上に努めてまいります。
病院機能評価とは
病院機能評価は、病院を対象に、組織全体の運営管理及び提供される医療について、第三者機関(公益財団法人 日本医療機能評価機構)が中立的、科学的・専門的な見地から評価を行う事業です。
評価項目
1 患者中心の医療の促進
1.1 患者の意思を尊重した医療
1.2 地域への情報発信と連携
1.3 患者の安全確保に向けた取り組み
1.4 医療関連感染制御に向けた取り組み
1.5 継続的質改善のための取り組み
1.6 療養環境の整備と利便性
2 良質な医療の実践1
2.1 診療・ケアにおける質と安全の確保
2.2 チーム医療による診療・ケアの実践
3 良質な医療の実践2
3.1 良質な医療を構成する機能1
3.2 良質な医療を構成する機能2
4 理念達成に向けた組織運営
4.1 病院組織の運営
4.2 人事・労務管理
4.3 教育・研修
4.4 経営管理
4.5 施設・設備管理
4.6 病院の危機管理