自立訓練(機能訓練) ~視覚障害プログラム~
1 日課
[訓練の流れ]
9時20分 朝の会
9時30分から10時30分 訓練プログラム(1コマ目)
10時45分から11時45分 訓練プログラム(2コマ目)
12時00分から13時00分 昼食
13時00分から14時00分 訓練プログラム(3コマ目)
14時15分から15時15分 訓練プログラム(4コマ目)
15時30分から16時30分 訓練プログラム(5コマ目)
利用者によって、1日の訓練時間数は変わります。
2 視覚障害者プログラムの内容
[視覚障害プログラム]
視覚障害の方が自立した生活を送るための歩行、日常生活動作、コミュニケーションの訓練を行います。
見えない、見えにくいことで生じる生活の不自由さ、不便さに対して、道具を工夫したり、色、大きさ、明るさを工夫して見えやすい環境を作ったり、触れる、聞く、イメージするなどの方法を身につけるための支援を行います。
[白杖(はくじょう)歩行訓練]
介助者との移動方法(手引き歩行、ガイド歩行)や、足元の状況や安全を確認するための白い杖の操作方法、車の音や手がかりを使っての状況確認方法、地図イメージを作成する方法など、ひとりで移動するために必要な技術や工夫の習得を支援します。
[日常生活動作訓練]
金銭の弁別、電話の使い方、食事などの身の回りのことから、掃除、洗濯、調理など、生活の管理に必要な技術や工夫の習得を支援します。
[コミュニケーション訓練(点字、墨字(すみじ)、パソコン)]
触覚を利用する点字の読み書き、手の感覚で文字を書く墨字練習、画面の拡大や音声ソフトを利用したパソコンの操作など、コミュニケーション方法の獲得を支援します。
参考 墨字(すみじ)とは、視覚障害者の使用する「点字」に対して、一般に使用されるひらがな、カタカナ、漢字などの筆記文字の呼称のことを指します。