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地方独立行政法人 広島市立病院機構 広島市立リハビリテーション病院 広島市立自立訓練施設

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作業療法部門

 

作業療法について

 作業療法は、生活で必要な活動全般の獲得を支援します。 生活に必要な活動とは食事、着替え、排泄、整容、入浴といった身の回りの活動、そして家事動作や運転、仕事、楽しみや生きがいに関する活動など多岐にわたります。そして作業療法は病気や怪我で低下したからだの機能の回復を促すとともに、環境を整え、やり方を工夫することも併せて活動の獲得と社会復帰を支援していきます。

作業療法部門について

 平成20年4月、20名でスタートした作業療法部門は現在30名体制となり県内でも有数の人材数を抱える部門となっています。
当院の作業療法室には手の使用を通じて機能の回復を図る多様な治療機器や物品、活動を揃えています。また室内の活動だけでなく中庭や畑での園芸活動を通じての訓練も可能です。
さらに調理、洗濯、掃除を練習するためのキッチンと和室、自動車運転技能の確認や練習のためのシミュレーター装置を備えています。病院内であっても患者さまの自宅退院、社会復帰を支援するための環境を整えています。そして作業療法室に留まらず病棟で実際の着替えや入浴、トイレの練習、病院外での外出、買い物練習なども積極的に取り組み、患者さまの生活に必要な活動の獲得、社会復帰のためのサポートも積極的に実施しています。
提供する作業療法の質を高めるための取り組みとして定期的な勉強会の実施および調査研究活動などを積極的に行っています。定期的な勉強会では症例検討の実施とともに、スタッフそれぞれの興味や関心に応じた内容を共有しています。調査研究活動は退院後の生活状況の聞き取りアンケート、自動車運転支援、高次脳機能障害のある方への集団訓練、社会生活活動(FAM)などについて当院での取り組みの効果の検証を行っています。また得られた知見を患者様の支援に反映させるとともに、学術活動(学会発表)にもつなげています。
また人材育成という側面では学生の臨床実習も受け入れています。学生の指導、育成では自身の臨床を言葉で伝える必要があり、このことがスタッフの臨床能力の向上にも貢献するもの考え、今後も積極的に受け入れていく予定です。

患者さまへのメッセージ

 作業療法の「作業」とは、当たり前に行っていることであり、仕事や役割であり、楽しみにしていることであり、生きがいを感じること、経験を意味します。どれもひとそれぞれの興味や関心、価値に基づく大事な、よりよく生きるためのものです。
病気や怪我でそういったことが難しくなっている方、そして当院を利用される方は是非、興味、関心、価値をおく作業を作業療法士にお伝えください。
当院の作業療法士は全力で、その活動の再獲得と実現をサポートいたします。

1.作業療法での箸練習

作業療法での箸練習

6.バスユニット

バスユニット

5.和室・キッチン

和室・キッチン

作業療法での作品

作業療法での作品

太鼓の達人

治療器具

様々な治療器具

様々な治療器具

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